現在使われている五線の楽譜が使われる以前には、四線の楽譜が使われていました。グレゴリオ聖歌の多くは四線譜で書かれています。
ここでは、四線譜の読み方の基本を書いておきます。
音部記号
五線譜にト音記号、ヘ音記号があるように、四線譜にも音部を表す記号があります。
が ハ音記号、
が ヘ音記号です。
の中心がハ音(ド)を、
の中心がヘ音(ファ)を表します。
音符
などがありますが、基本的にどれも同じ長さを表します。普通、現代譜の八分音符とします。
のように付点がつくと、付点が無い音符の
2倍の長さになります(現代は1.5倍であることに注意)。すなわち、普通は現代譜の四分音符になります。
集合音符
音が左から右に進行していくのは、五線譜と同じです。左右の位置が同じ場合、下から上へ進みます。
① ハ音記号。この線上の音がド。
② 左から右に。
③ 下から上に。
④ 左から右に。
⑤ 左(ラ)から右(ファ)(繋がっているところの間の音はない)、そして上(ラ)に。
⑥ 左から右に。(下から上ではない。小さな音符も長さは同じ。)
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